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黄檗文化を架け橋に、日中民間友好交流を推進

2019年03月01日 | 未分類

福建省福清黄檗文化促進会が組織した訪日交流団は、1カ月余りにわたる日本での交流日程を終え、2月25日に福建省へ帰国しました。今回の訪問では計4回に分けて代表団を派遣し、同会設立以来、最も長期間にわたる訪日交流となりました。

2月24日には、交流団団長で福清黄檗文化促進会会長の林文清氏、日本の一般社団法人黄檗文化促進会副会長で当会常務副会長の李雲書氏らが、中国駐日本国大使館主催の東京タワー「中国紅」ライトアップ表彰式に出席しました。

同年の春節前夜には、日中の黄檗文化団体を含む複数の福建系団体や在日華僑華人の協力により、東京タワーが初めて「中国紅」にライトアップされ、日中双方で大きな反響を呼びました。また、黄檗文化は「四海同春・歓楽春節」東京春節灯会でも紹介され、明末の高僧・隠元禅師が日本へ渡り、中国文化を伝えた歴史が広く発信されました。

表彰式で林文清会長は、今後も在日各界との連携を深め、翌年以降の東京タワー「中国紅」ライトアップをはじめとする春節関連行事を積極的に支援していく考えを示しました。

訪日期間中、交流団はアジア太平洋観光社発行の『和華』編集部関係者とともに、京都府宇治市の黄檗宗大本山萬福寺を訪問しました。交流団は、黄檗宗管長の近藤博道氏らと意見を交わし、日中黄檗文化の歴史的なつながりについて理解を深めました。

また、林文清会長は日本側関係者と、京都・宇治の黄檗山萬福寺で黄檗文化芸術展を共同開催する計画について協議しました。

大阪滞在中、交流団は、大阪華商会が開催した新年会および大阪中華街開発委員会の発足式に招待されました。同会は、福建省福清出身の在日華僑華人を中心に構成されています。

式典では、中国駐大阪総領事の李天然氏が、大阪華商会が2017年の設立以来、黄檗山萬福寺の歴史的建造物修繕への寄付をはじめ、さまざまな活動に取り組んできたことを評価しました。また、大阪中華街の整備を通じて、地域の人々が中華文化に身近に触れ、日中友好交流がさらに促進されることへの期待を述べました。

交流団は、在日華僑華人団体やメディア関係者も訪問し、『日本新華僑報』編集長の蒋豊氏、アジア太平洋観光社、福建文化海外拠点日本ステーション、在日華僑ネットワーク関係者らと、黄檗文化の発信と普及について意見を交わしました。

東京では、日本の無形文化関連機関を訪問し、福建の建盞と日本の天目茶碗をテーマとした文化交流について認識を共有しました。さらに、日中友好会館美術館で開催された新春展「漆源匯聚―蓮福美術館所蔵・中国漆画精品展」も見学しました。

黄檗文化は、日中両国が共有する重要な文化資産の一つです。関係者からは、黄檗文化を架け橋として人的・文化的交流をさらに深め、日中友好関係の発展につなげていきたいとの声が寄せられました。

交流団はこのほか、東京の増上寺、大阪の四天王寺、曹洞宗系の駒澤大学、大阪市立美術館、東京書道博物館などを訪問し、文化交流を行いました。

1654年、福建省福清の黄檗山萬福寺住持であった隠元禅師は、招きを受けて日本へ渡りました。隠元禅師は仏教だけでなく、建築、彫刻、印刷、言語、音楽、絵画、書道、茶文化、食文化、医薬など幅広い中国文化を日本に伝え、その後「日本黄檗文化」と呼ばれる独自の文化が形成されました。黄檗文化は江戸時代の日本社会に大きな影響を与え、現在まで受け継がれています。

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